福岡市博物館
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スタッフ通信『新修 福岡市史』より 「試練の新天地」で

2014.9.8

軍師官兵衛」第36回,ご覧になりましたか?
いよいよ黒田家が,播磨(兵庫県西南部)を離れ,豊前(福岡県東部と大分県北部)へやってきました。
宇都宮鎮房(1536~88,ドラマでは村田雄浩さん)と約束していた「本領安堵」を反故にする形になってしまっているので,「試練の新天地」です。
 
肥後(熊本県)に入った佐々成政(1539?~88,ドラマでは大谷亮介さん)も,地元勢力の抵抗にあい,小早川隆景(1533~97,ドラマでは鶴見辰吾さん)と官兵衛(1546~1604,ドラマでは岡田准一さん)が加勢に赴いていました。
 
『新修 福岡市史』資料編 中世1 市内所在文書の713頁には,秀吉が肥後の一揆の鎮圧のため,小早川隆景と出陣するように官兵衛へ命じる手紙を収録しています。
この手紙は福岡市博物館発行の『黒田家文書』第一巻(本編213~126頁,影印本142~143頁)にも収録されています。
 
さて,長政(1568~1623,ドラマでは松坂桃李さん)のそばには,
兄貴分の後藤又兵衛(1560~1615,ドラマでは塚本高史さん)のほか,
大野小弁(1571?~87,ドラマでは辻本祐樹さん)や黒田一成(1571~1656,ドラマでは小林ユウキチさん)が登場し,元気な若手家臣団が育ちつつあるようです。
血気盛んな若者たちのなかで,少し年長の又兵衛の冷静さが頼もしかったですね。
 
ところで,その若手の一人・黒田一成は,官兵衛が幽閉されていた有岡城の牢番の息子・玉松です。大きくなったのですね。
黒田二十四騎の一人にも数えられる黒田一成については,
第22回第23回のあとにご紹介しました。
『新修 福岡市史』特別編 福岡城─築城から現代まで─とあわせてご覧ください。
 
ドラマの舞台にも九州が登場し始めて,福岡市博物館で開催中の2014年NHK大河ドラマ特別展「軍師官兵衛」(9月21日まで)のほかにも,各地でさまざまな展覧会が開催されています。一部をご紹介します。
馬ヶ岳城があった行橋市では「秀吉・黒田官兵衛見参─馬ヶ岳城の世界─」(開催中,12月14日まで)
中津市の耶馬溪風物館では「官兵衛、中津を創る」(9月20日~12月14日)
九州歴史資料館では「黒田官兵衛と城」(開催中,9月28日まで)
福岡市美術館では「黒田家の美術 きらめきの大名道具」(開催中,9月28日)
福岡城むかし探訪館では「福岡城軍師官兵衛ドラマ展」(開催中,12月28日まで)
 
『新修 福岡市史』は,福岡市内の図書館等で借りる(館によっては閲覧のみ)ことができますが,購入について詳しくは,福岡市史のホームページをご覧ください。
 
『黒田家文書』も,福岡市内の図書館等で借りる(館によっては閲覧のみ)ことができますが,購入については,福岡市博物館ミュージアムショップ(博物館の休館日は休み)にお問合せください。