幽霊・妖怪直撃インタビュー(その6) やさしい幽霊
2012.6.9
「東京日々新聞第百一号 産婦の霊」落合芳幾1833-1904 明治7年(1874)
みなさんは、幽霊の存在を信じていますわよね。いえね、文明開化だかなんだかしらないけれど、この新聞の記事、ひどいじゃありませんか。せっかく我が子に逢いに来たっていうのに、こんな話は虚説(きょせつ)、つまりウソだって。幽霊を見るのは神経症だなんて、いやな世の中になったものです。
明治の初めの頃には、この作品みたいな錦絵新聞が数多く発行されていたんです。私は産婦の霊。二番目の子のお産で命を落としました。この子、かわいいでしょう。こうやって抱きしめると、ああ、暖かい。聞くところによると、平成の世の中では我が子を虐待する親もいるとか。ありえませんよ。そんな親に比べたら、私のような幽霊のほうがずっとましです。そうでしょう?
彼女もYKI48総選挙に参加中-「7 虐待しない」-
加入ユニットの過去記事はこちらです。
夏まで待てないっ! YKI48総選挙(その1)<美YOU霊>