戦争とわたしたちのくらし20 本日6月7日(火)より開幕です
2011.6.7
「少国民」と呼ばれた子どもたち
昭和二〇(一九四五)年六月一九日深夜から翌二〇日未明、福岡はB-29の大編隊から投下された焼夷弾による爆撃をうけました。この空襲により、博多部など福岡市の中心部が焼け野原となりました。
福岡市博物館では、この「福岡大空襲の日」の前後に、「戦争とわたしたちのくらし」展を開催してきました。これまで、毎回さまざまなテーマで展示をしてきたこのシリーズも、今年で二〇回目になります。今回は、戦時下に、「少国民」と呼ばれた子どもたちに対して、学校や社会で行われた教育を取り上げます。
昭和十六年四月一日の国民学校令施行によって、従来の小学校が国民学校と改称されました。これは、戦時教育のための改組で、小学校が「生活ニ必須ナル普通ノ知識技能」を教育することを目的としていたのに対し、国民学校における教育の目的は「皇国民」の錬成でした。戦時下の教育のありようを、当時の教科書や成績表などの資料からふり返ります。
以上は博物館だよりFacata82号からの転載です。
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戦争とわたしたちのくらし20
平成23年6月7日(火)~7月24日(日)部門別展示室1 歴史展示室