『新修 福岡市史』より 家康拝領の三つの宝物
2015.8.7
大関ヶ原展が,福岡市博物館で開幕しました。
徳川家康没後400年を記念し,関ヶ原合戦(慶長5・1600年)の全貌に迫る展覧会です。
関ヶ原合戦後に福岡藩主になる黒田長政(1568~1623)に関する資料も,
展示されています。
「合戦前夜」のコーナーでは,
長政が家康(1542~1616)から拝領した三つの宝物が展示中。
・黒漆塗南蛮鉢歯朶前立兜(福岡市博物館蔵),
・梨子地三葉葵紋截金鞍・鐙(福岡市美術館蔵),
・梵字采配(福岡市美術館蔵)
この三つの宝物は,もちろん,『新修 福岡市史』資料編 近世1 領主と藩政に収録している黒田家の家宝の目録「黒田御家御重宝御武具故実」にも載っています。
256頁の「歯朶御甲」の項に,家康から拝領した経緯も含めて記述があります。
鞍と鐙は2組拝領したようですが,1組は黒田家の江戸屋敷が火災にみまわれた際に焼失したそうです。
『新修 福岡市史』は,福岡市内の図書館等で借りる(館によっては閲覧のみ)ことができますが,購入について詳しくは,福岡市史のホームページをご覧ください。
スタッフ通信
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