福岡市博物館
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スタッフ通信 『新修 福岡市史』より 「12月の贈り物」の謎

2012.12.12

夏の「土用の丑の日」は有名ですが,冬にも「土用」があります。

立春の直前の18日間のことを,冬の土用とか,寒の土用とかいうそうです。
今回は,この冬の土用の贈り物の話です。

旧暦では,冬の土用は12月。

ちなみにこの冬は,来年の2月4日が立春で,1月17日(旧暦12月6日)から土用です。
「11月の贈り物」で紹介した「続年中式」という記録のなかに,

福岡藩主の黒田家の殿様が,この冬の土用に将軍家や幕府の要職にある人たちへ何を贈ったのか?という記述があります。
贈り物の中身は,

「牛蒡」と「老海鼠粕漬」
「牛蒡(ゴボウ)」は1箱に100本くらい詰めて贈ったようです。

ちょうど冬ゴボウが美味しい時期なので,これは納得。
問題は「老海鼠」

「ナマコ(海鼠)かぁ」と思ったのですが,

辞書を引いてみると「老海鼠」は「ホヤ」!!

「海のパイナップル」とも呼ばれる,東北や北海道が産地のアレ!?

おまけに,ホヤの旬は夏。
本当に,12月の贈り物がホヤなの??

ここ数日,頭を悩ませています………
詳しくは、

『新修 福岡市史』資料編 近世1 領主と藩政 をご覧ください。

http://www.city.fukuoka.lg.jp/shishi/kankou04.html
購入については、福岡市史のホームページをご覧ください。

http://www.city.fukuoka.lg.jp/shishi/kounyu.html