福岡の近代化

 1920年代は、東京などの大都市が飛躍的に近代化された時期であると同時に、地方への工業化の波が各地の都市を発展させた時代でもあります。博多では、街路が舗装されて円タクが走り、上水道ができ、百貨店やカフェが出現しました。少女歌劇が上演され、洋食・麦酒(ビール)・珈琲(コーヒー)が登場し、博多の人々もモダンな生活になじんでいきました。また、電化製品もそろそろ出始め、炊飯器、焜炉(コンロ)、暖室爐(ストーブ)、洋鏝(アイロン)などが店頭に並んだ。

 


サッポロビールポスター昭和時代初期
アサヒビールポスター昭和時代初期

カフェ「ブラジレイロ」1935(昭和10)年頃

トンビに帽子
 写真左の男性が着ている外套がトンビ(鳶合羽)。その下には羽織・袴を着ることが多かったようです。洋装の場合はコートを着用しています。洋装・和装を問わず帽子をかぶる、当時の紳士の典型的な盛装のスタイルです。

ポスター「キャラメルの構成」1929(昭和4)年