会期:平成14年11月19日(火)〜平成15年1月19日(日)
会場:部門別展示室2 黒田記念室 |

明治時代前期に輸出された
手彩色の写真

日露戦争の講和条約締結に反対して起きた暴動・日比谷焼き討ち事件(1905年9月5日)を伝えるステレオ写真
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日本で長崎や横浜に写真館が開業して約140年になります。
明治時代の初めには、日本の風景や日本人の風俗を写した写真は、輸出用の商品でした。また、有名人のブロマイドや、史跡や景勝地などの写真は、現在も商品として流通しています。写真を印刷する技術が普及すると、絵葉書や写真集、新聞や雑誌などの挿絵としても、カメラで切り取られた映像が流通するようになりました。
写真がない時代には、錦絵の眼鏡絵がありましたが、写真が登場すると、今度は、写真をつかって、よりリアルな立体視を楽しむ装置も登場しました。ステレオ写真と呼ばれるものです。わずかに視点をずらした2枚の写真を、左右に並べ、別々に見ることで立体感のある映像として認識できます。ステレオ写真専用のカメラも数々つくられ、「実体写真」などと銘打って、たくさんのシリーズのステレオ写真が販売されました。
今回の展示では、人々の楽しみのために商品として流通した写真をとりあげます。日本で写真が商品になって約140年。私たち日本人を楽しませてくれた写真の歴史をご覧ください。
(太田暁子) |