プロフィール
鈴木まどか
1945年 ( 昭和 20年 ) 愛知県に生まれる。
東京芸術大学美術学部を卒業と同時にフランスに渡り、ルーヴル美術館付属エコール・デュ・ルーヴル ( ルーヴル学院 ) 入学。エジプト考古学美術史を専攻し、 1973年 ( 昭和 48 年 )9月に日本人として初めて同校を正式に卒業。引き続き同校の研究課程に進み研究を続けたが一時帰国。フランス政府の給費留学生として再渡仏し、 1978年 ( 昭和 53年 )9月に研究過程のディプローム ( 大学における博士号に相当 ) を取得し卒業。
1979年 ( 昭和 54年 ) には、ソルボンヌ大学 ( フランス ) 修士課程の論文を書き、修士を取得。
帰国後の 1981 年 ( 昭和 56 年 ) から 1986 年 ( 昭和 61 年 ) まで京都の平安博物館 ( 現京都文化博物館 ) の研究部講師に就任。その間、5次にわたるエジプト・アコリス遺跡の発掘隊長を務める。
その後、再渡仏し、ソルボンヌ大学・博士課程に進み、エジプトのミイラ包装に用いた銘文や図入りの葬祭用亜麻布の調査、およびエジプト宗教やミイラ化儀式について研究する。 1988年 ( 昭和 63年 ) に帰国後、 1991年 ( 平成 3年 ) 比治山女子短期大学教授、 1993年 ( 平成 5年 ) には比治山大学現代文化学部教授に就任。その間も日仏を往復しながら、 1992年 ( 平成 4年 ) にソルボンヌ大学・博士課程を修了。 2001年 ( 平成 13年 )4月より現職。
●訳書に「エジプト学」(白水社)、著書に「エジプト美術の謎」(丸善ライブラリー)、監修ほかを手がけた「クレオパトラ謎の海底宮殿」(講談社)などがある。
●展覧会では、今回の「ルーヴル美術館所蔵 古代エジプト展」のほか、 1999年 ( 平成 11年 ) から 2000年 ( 平成 12年 ) にNHKなどが主催した「大英博物館 古代エジプト展」でも監修を担当。
|