黒田家名宝展示―官兵衛ゆかりの資料展示―
展示中の資料
■ 福岡藩主夫人の文芸作品
藩祖黒田如水、初代長政から3代光之(みつゆき)夫人達の文芸的な作品としては、現在では夫や子供たちとともに読んだ、黒田家恒例儀式の連歌の中に見出されます。江戸時代中期の6代藩主黒田継高(つぐたか)夫人で、4代藩主黒田綱政(つなまさ)の孫でもあった圭光院(けいこういん)(黒田幸)は、京都の公家から和歌を学んだ夫とともに、和歌の数多くの作品を残しましが、歌は独学で学んだとされます。末から明治維新時、12代藩主黒田長知(ながとも)夫人・香台院(こうだいいん)(豊子)の和歌も数多く残されています。香台院は江戸で自身が体験した安政大地震の記録も擬古文で記しており、幅広い文学の教養がうかがえます。
黒田家名宝展示について

福岡市博物館の重要なコレクションの一つに、福岡藩主・黒田家に伝来した黒田家資料があります。国宝「金印」や、黒田節でおなじみの名鎗「日本号」は、黒田家から寄贈を受けたものです。
黒田家資料を中心に紹介する企画展示室2(黒田記念室)の「黒田家名宝展示」のコーナーでは、例年1月、2月に「国宝 刀 名物『圧切長谷部』」、「国宝 太刀 名物『日光一文字』」も展示します。
■場所/福岡市博物館 企画展示室2(黒田記念室)
■観覧料(常設展・企画展共通)/一般200円・高大生150円・中学生以下無料
1「黒田家名宝展示」展示予定(2024-2025)
- 福岡城の絵図と城普請関連の古文書
- 4月16日(火)~5月26日(日)
- 重要文化財 刀 名物「安宅切」
- 5月28日(火)~7月21日(日)
- 黒田如水・長政所用の重宝の甲冑
- 7月23日(火)~9月8日(日)
- 黒田家重宝・家宝の如水・長政像
- 9月10日(火)~11月4日(月・休)
- 黒田家伝来の刀装具
- 11月6日(火)~12月22日(日)
- 国宝 刀 名物「圧切長谷部」
- 1月5日(日)~2月2日(日)
- 国宝 太刀 名物「日光一文字」
- 2月4日(火)~3月2日(日)
- 福岡藩主夫人の文芸作品
- 3月4日(火)~4月6日(日)
2 大身鎗 名物「日本号」
柄を含めた総長が321.5㎝、刃の長さ79.2㎝ 室町時代(14~16世紀)
黒田家の家臣「黒田二十四騎」のひとり 母里太兵衛が、祝宴で大盃を飲み干せば、この鎗を与えるという約束を守らせて、武将・福島正則から手に入れたもの。別名「呑み取りの鎗」といわれる。
