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黒田家名宝展示―官兵衛ゆかりの資料展示―

展示中の資料

道卜居士像・黒漆叩塗帽子形兜

 福岡藩初代藩主黒田長政は父の如水とともに、臨済宗大徳寺(りんざいしゅうだいとくじ)の111世春屋宗園(しゅんおくそうえん)に帰依し、たびたび参禅した。道卜居士(どうぼくこじ)像は、その参禅の様子を描いたもので、賛文は春屋によって添えられている。「黒田家譜」には、長政が晩年この参禅図を取り寄せて、「一生只此無の一字に出て、無の一字に終わる」と言ってうなずいたとある。
 黒漆叩帽子形兜は、師である春屋の帽子(もうす)をもらいうけ、その形を模して作成されたもの。兜は大坂の陣以降に完成したため、戦場にて使われたことはない、と「黒田家重宝故実」に記載されている。

黒田家名宝展示について

黒田如水(官兵衛)像

福岡市博物館の重要なコレクションの一つに、福岡藩主・黒田家に伝来した黒田家資料があります。国宝「金印」や、黒田節でおなじみの名鎗「日本号」は、黒田家から寄贈を受けたものです。
 黒田家資料を中心に紹介する企画展示室2(黒田記念室)の「黒田家名宝展示」のコーナーでは、例年1月、2月に「国宝 刀 名物『圧切長谷部』」、「国宝 太刀 名物『日光一文字』」も展示します。

■場所/福岡市博物館 企画展示室2(黒田記念室)
■観覧料(常設展・企画展共通)/一般200円・高大生150円・中学生以下無料

1「黒田家名宝展示」展示予定(2025-2026)

重要文化財 刀 名物「安宅切」・金霰鮫青漆打刀拵
4月8日(火)~6月1日(日)
重重要文化財 黒漆塗桃形大水牛脇立兜
6月3日(火)~7月21日(月・祝)
道卜居士像・黒漆叩塗帽子形兜
7月23日(水)~9月7日(日)
関ヶ原戦陣図屏風
9月9日(火)~11月3日(月・祝)
諸侯旗幟屏風
11月5日(水)~12月27日(土)
国宝 刀 名物「圧切長谷部」
1月6日(火)~2月1日(日)
国宝 太刀 名物「日光一文字」
2月3日(火)~3月1日(日)
黒田如水の和歌と連歌
3月3日(火)~4月5日(日)

2 大身鎗 名物「日本号」

柄を含めた総長が321.5㎝、刃の長さ79.2㎝ 室町時代(14~16世紀)
黒田家の家臣「黒田二十四騎」のひとり 母里太兵衛が、祝宴で大盃を飲み干せば、この鎗を与えるという約束を守らせて、武将・福島正則から手に入れたもの。別名「呑み取りの鎗」といわれる。

日本号(部分)
福岡市博物館
〒814-0001 福岡市早良区百道浜3丁目1-1
TEL:092-845-5011 FAX:092-845-5019

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