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  • 第18回新収蔵品展 ふくおかの歴史とくらし

特別展示室A

平成17年11月16日(水)~12月18日(日)

―歴 史(近現代)― 近現代の福博の歴史

 明治維新以降、大きく変わったのは政治の仕組みです。特に明治前期には地方行政組織も変遷を繰り返し、明治22 ( 1889 ) 年、市制・町村制の施行によって、現在の地方制度の原型が作られました。県や郡の下で町や村は、新しい税制や土木制度に対応することになりました。遠賀郡垣生(はぶ)村 ( 現遠賀郡中間市垣生 ) の岡部家に関わる文書からは、遠賀川下流域の地方行政の状況を知ることができます。


岡部家文書



ポスター「日本航空輸送株式会社」

 行政制度以外の分野にも変革は続きました。今回展示した芝居絵は、「黒田騒動」を題材にした演目のもので、明治八年に描かれました。演じている市川団十郎・尾上菊五郎・市川左団次は、後に「団菊左(だんきくさ)」と呼ばれ、明治期の歌舞伎改革の推進力となった名優達です。
 明治20年代から30年代にかけて、福岡市では元寇記念碑建設運動が起こります。この運動によって明治37年、東公園 ( 現博多区 ) に亀山上皇像と日蓮上人像が完成しました。今回展示する四点の日蓮上人像建設図は、この運動が展開していく中で作成されたものと考えられます。
 近代の町・村の様子を視覚的に知ることができるものに、写真資料があります。大正時代、三井炭鉱の病院に勤めた医師の写真帳は、当時の風俗を示すとともに衛生・医療に関する資料として貴重なものです。その他、福岡出身で昭和11(1936)年に首相となった広田弘毅夫人の写真、博多の足袋(たび)メーカー「丸二足袋」の従業員の集合写真、昭和15年の土居流の山笠の写真や、昭和初期の田隈村 ( 現早良区 ) の山笠の写真など、いずれも貴重な資料です。また昭和12年に出版された写真集『日本選景』には、制定直後の国立公園や日本新八景など、昭和10年代の風光明媚な日本が写し出されています。
 また、大正から昭和にかけて作成された鮮やかなポスターも展示します。化粧品のポスターには、流行の装いに身を包んだ女性が描かれています。これらは、昭和初期の都市部に住む女性が、どのような生活を送っていたかをうかがわせるものです。 
 戦時資料としては、航空エンジンの潤滑油として使用されるヒマシ油の製造を促進する「ヒマを作らう」というポスターや海軍志願兵を募集するポスター、「神風」と記された鉢巻などを展示します。しかし、こうした呼びかけの勇ましさに反して戦況は悪化し、3年前に戦死していたことを伝える戦死通知を展示します。
 太宰府天満宮境内に西日本鮨調理研究福寿会が建立した包丁塚関連の資料も展示します。

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休館日

開館時間
9時30分~17時30分
(入館は17時まで)
※7月22日〜8月26日の金・土・日・祝日は20時まで開館(入館は19時30分まで)
休館日
毎週月曜日
(月曜が祝休日にあたる場合は翌平日)
※年末年始の休館日は12月28日から1月4日まで

Facata(博物館だより)

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