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開催期間:2000年12月19日(火)~2001年2月12日(月)
観覧料
一 般 1000円(800円)
高・大生 600円(400円)
小・中生 300円(200円)
()内は団体(20人以上)、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、シルバー手帳提示者及び前売り料金
前売り券はチケットぴあ、ローソンチケット、主要プレイガイドで発売

記念講演会(無料)
「戦国・織豊時代の社会と城」
講師:永原慶二氏(一橋大学名誉教授)
2001年1月13日(土)午後2時~4時
福岡市博物館講堂

城は日本の各地に四万もあるといわれ、私たちにとってなじみの深い遺跡であり、街のシンボルになっています。近年、城の研究は、文献史学や考古学、城跡の地表観察などの方法が進歩し、城の実像を次々と明らかにしています。今回は最新の研究成果から、激動の戦国時代の城、また石垣や天主を備えた江戸時代の城がどのように成立したのか、その形成過程を社会や政治の仕組みの変化として紹介し、「城」を空前の規模で総括します。
戦国時代から江戸時代の城への最も大きな分岐点は、織田信長の安土城と城下の建設でした。ところが安土城は、本能寺の変直後に焼け落ち、幻の城といわれてきました。そこで、発掘調査や建築史、城郭研究の成果をもとに、安土城と城下を最高水準のCG(コンピュータグラフィックス)で再現しました。
展示では、室町時代の「館」を描く「洛中洛外図屏風」や島原の乱の出土資料、江戸時代の城と城下を描く各地の「正保城絵図」、城郭模型など、全国から集めた約400点を公開。三代将軍徳川家光の一代記ともなっている「江戸図屏風」は、その画像を巨大モニターに取り込み、肉眼では見えない細部まで分かる「タッチ式ディスプレイ」とともに展示します。21世紀の幕開けに、400年余り前の天下人の壮麗な城と城下にタイムトラベルしていただき、現代の都市の基礎となった城の果たした役割を御覧下さい。



江戸図屏風[部分]
(国立歴史民俗博物館蔵)

洛中洛外図屏風(歴博甲本)[部分]
重要文化財(国立歴史民俗博物館蔵)


鉄八枚張椎形眼鏡付兜
(国立歴史民俗博物館蔵)

安土城天主
(内藤昌氏復元による)
安土城復元CG(上・下)

大手道から見上げた安土城
島原の乱原城出土遺物
(長崎県南有馬町教育委員会蔵)
原城内で火縄銃の玉を溶かしてつくった十字架。

花岡佐敷城出土「天下泰平国土安穏」銘鬼瓦
熊本県指定重要文化財(熊本県芦北町教育委員会蔵)


落合佐平次背旗
(東京大学資料編纂所蔵)

安土山下町中掟書
重要文化財(近江八幡市立資料館蔵)


横矧二枚胴具足(戦国期の鎧)
(国立歴史民俗博物館蔵)
鉄砲による攻撃にも耐えるように胴を鉄板で守る。徳川家康に仕えた旗本の本多家に伝わった鎧で、大坂冬・夏の陣に使用したという。

浅野文庫諸国古城之図
山城伏見(広島市立中央図書館蔵)


■主催/福岡市博物館、読売新聞西部本社、FBS福岡放送、天下統一と城展実行委員会
■後援/文化庁、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市文化芸術振興財団、NHK福岡放送局、九州旅客鉄道、西日本鉄道
■協賛/味の明太子 ふくや、清水建設■企画協力/国立歴史民俗博物館 ■協力/山九


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9時30分〜17時30分
(入館は17時まで)
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