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No.019

黒田記念室

幕末の福岡1-開国と福岡藩主-

平成3年9月10日(火)~11月4日(月)

黒田斉清像
黒田斉清像
黒田長溥像
黒田長溥像
アメリカ人の日本への初上陸(ペリー来航、1853年)
アメリカ人の日本への初上陸(ペリー来航、1853年)
黒田長溥像
ロシア軍艦「フレカット」(プチャーチン来航、1853年)

「幕末の福岡1-開国と福岡藩主-」について

 江戸時代の日本は「鎖国」の時代といわれ、西洋諸国の中では唯一オランダと長崎で貿易をしていました。福岡藩は、その長崎港の警備を幕府から命ぜられていました。そうした中で、福岡の人々は西洋の文化に触れることも多く、特にオランダの学問や文化に詳しい10代黒田斉清(くろだなりきよ)、11代黒田長溥(くろだながひろ)等の藩主も出てきました。

 ところで19世紀には、ロシア・イギリス等、様々な国の船が交易を求めて日本へ接近してきます。そして、ついに嘉永6(1853)年、アメリカのペリーが浦賀(うらが)に来航し、それを契機に日本国内は鎖国を続けるか、開国するかを巡って、幕末の動乱の時代に突入していきます。その中で黒田長溥は、積極的に開国し、国力の強化につなげるよう主張しました。その背景の1つに、西洋の学問や文化に触れる機会が多かった福岡の環境があったといえましょう。

 この展示では、(1)鎖国の中の西洋、(2)開国と福岡藩主、の2コーナーに分けて幕末の福岡を紹介します。

幕末対外交渉関係年表

1804年ロシアのレザノフ、長崎来航。
1808年フェートン号(イギリス船)事件。
1824年シーボルト、長崎に鳴滝塾(なるたきじゅく)を開く。
1825年幕府、異国船打払令(いこくせんうちはらいれい)を出す。
1828年シーボルト事件起こる。
1837年幕府、アメリカ船モリソン号砲撃。
1842年幕府、異国船打払令を止め、薪水給与令(しんすいきゅうよれい)を出す。
1844年オランダ国王、幕府に開国勧告の国書を出す。
1853年アメリカのペリー、浦賀来航。ロシアのプチャーチン、長崎来航。
1854年ペリー、再び神奈川来航。日米和親条約を結ぶ。
1858年幕府、安政の五カ国条約を結ぶ。
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休館日

開館時間
9時30分〜17時30分
(入館は17時まで)
※2024年7月26日~8月25日の金・土・日・祝日と8月12日~15日は20時まで開館(入館は19時30分まで)
休館日
毎週月曜日
(月曜が祝休日にあたる場合は翌平日)
※2024年8月12日~15日は開館し、8月16日に休館
※年末年始の休館日は12月28日から1月4日まで

Facata(博物館だより)

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