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No.079

黒田記念室

黒田二十四騎とその時代展

平成7年4月4日(火)~5月14日(日)

朱塗合子形兜
朱塗合子形兜
黒田如水着用の兜の写し
一瓢箪誉兜
一瓢箪誉兜
24騎の一人桐山氏に豊臣秀吉が与えたもの。
黒田二十四騎図
黒田二十四騎図
福岡藩初藩主黒田長政をあらわす大水牛脇立兜をかこみ24人の家臣がいる。

黒田二十四騎とその時代

 黒田二十四騎(くろだにじゅうよんき)とは、戦国時代の終りから安土・桃山時代にかけて、黒田如水(じょすい)(孝高(よしたか))とその子で初代福岡藩主長政(ながまさ)を助けて活躍した家臣のうち、後世の人々が特に選んで称(たた)えている24人の家臣の人達です。長政の弟達の一門(いちもん)の人々や、如水の播州(ばんしゅう)(現兵庫県)時代から仕えた大譜代(おおふだい)の人々が中心です。しかしその中には後々も黒田家の家老として仕えた人(黒田一成(くろだかずなり)など)がいる一方で、豊臣秀吉による文禄(ぶんろく)の役(1592~3年)の激戦で戦死や病死した人(黒田利高(くろだとしたか)、久野重勝(くのしげかつ)、小河信章(おごうのぶあき))や、関ケ原合戦による黒田氏の筑前入国(ちくぜんにゅうごく)の後、主君と争って離れていった人(後藤基次(ごとうもとつぐ))もいました。また戦乱がおさまると武功から民政の方にカを発揮した人(桐山丹斎(きりやまあきとき)、菅正利(かんまさとし)、林直利(はやしなおとし)など)もいます。さらに江戸時代の初めの厳しい藩政の争いの中で、本人や子孫が消えていく場合(栗山利安(くりやまとしやす)の子大膳(だいぜん)、井上氏、小河氏、秋月藩の掘正儔(ほりまさもと)父子)もありました。

 江戸時代も中頃をすぎ、社会も安定して歴史が振り返られ始めると、二十四騎の人々はかつての黒田氏の活動の中での、主従の結束のシンボルとして登場して来ました。そして時の藩主の命で、伝記(6代継高(つぐたか))や詳しい肖像画(10代斉清(なりきよ))が作成されたり、天明時代には春日神社(現北九州市)にまつられて、参勤交代(さんきんこうたい)途中の藩士達に参拝されました。この展示では、本館が所蔵する黒田資料の中から、黒田二十四騎画帖を中心に、24騎の実像と事蹟を紹介します。


軍扇

軍扇/江戸時代

 軍陣に用いる扇。軍扇は親骨の面が広く、親骨に猫間を透し、表裏の日月文を大きく描く。要(かなめ)には鵐目(しとどめ)を入れて緒を通している。


軍配団扇

軍配団扇/江戸時代

 略して団扇または軍配という。軍配の文字のごとく軍中の指揮用具。表裏に日月文と十二支、二十八宿を書き入れる。軍隊の配置、進退の日時、方角など軍陣の手配を示した。


采配

采配/江戸時代

 細く裂いた紙を束ねて棒の先に結びつけ、これを振って合図指揮をする道具としたもの。采配の振り方でいろいろの合図があり、命令をうける方も、合図内容を心得ねばならなかった。


黒田二十四騎の人々(黒田二十四騎画帖より)
黒田利高 黒田利則 黒田直之 井上之房 毛利(母里)友信 栗山利安
黒田利高 黒田利則 黒田直之 井上之房 母里友信 栗山利安
(くろだとしたか) (くろだとしのり) (くろだなおゆき) (いのうえゆきふさ) (もり(ぼり)とものぶ) (くりやまとしやす)
(1554~1596) (1561~1612) (1564~1609) (1554~1634) (1556~1615) (1551~1631)
後藤基次 黒田一成 小河伸章 野口一成 久野重勝 野村祐勝
後藤基次 黒田一成 小河伸章 野口一成 久野重勝 野村祐勝
(ごとうもとつぐ) (くろだかずなり) (おごうのぶあき) (のぐちかずなり) (ひさのしげかつ) (のむらすけかつ)
(1558~1615) (1571~1656) (1554~1593) (1559~1643) (1545~1592) (1560~1597)
桐山舟斎 竹森次貞 吉田長利 三宅家義 毛屋武久 菅 正利
桐山舟斎 竹森次貞 吉田長利 三宅家義 毛屋武久 菅 正利
(きりやまあきとき) (たけもりつぐさだ) (よしだながとし) (みあけいえよし) (けやたけひさ) (かん まさとし)
(1554~1625) (1550~1621) (1547~1623) (1551~1622) (1554~1628) (1567~1625)
益田正親 堀 正儔 衣笠景延 村田吉次 原 種良 林 直利
益田正親 堀 正儔 衣笠景延 村田吉次 原 種良 林 直利
(ますだまさちか) (ほり まさもと) (きぬがさかげのぶ) (むらたよしつぐ) (はら たねよし) (はやし なおとし)
(1542~1611) ( ? ~1645) (1552~1631) (1565~1621) (1557~1639) (1569~1629)

休館日

開館時間
午前9時30分~午後5時30分
(入館は午後5時まで)
休館日
毎週月曜日
※月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館
※年末年始の休館日は12月28日から1月4日まで
pressrelease

Facata(博物館だより)

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