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No.081

黒田記念室

名刀展-黒田家旧蔵を中心に-

平成7年7月18日(火)~9月10日(日)

20 大身鎗 名物「日本号」
20 大身鎗 名物「日本号」

10 刀 大船兼元

1口/長さ77.0cm 反り1.3cm/室町時代

 中心(なかご)に「兼元」の銘あり。作者兼元は美濃(みの)(岐阜県)の刀工、通称を孫六(まごろく)という。

11 刀 和泉守兼定

1口/長さ68.0cm 反り1.5cm/黒田長政愛用/室町時代

 無銘だが、作者は兼元とならんで美濃を代表する刀工和泉守兼定という。中心(なかご)には金象嵌で「黒田筑前守殿御所持 ニツ胴 切手 中川左平太(花押)」とある。

12 脇差 成光 拵付

1口/長さ57.6cm 反り1.4cm/室町時代(延徳2年・1490)

 作者は備前長船派の刀工。

13 短刀 行光 拵付

1口/長さ27.0cm 反り0.2cm/室町時代

 中心(なかご)に「行光」の銘があり、作者は加賀(石川県)の名工。朱溜塗石餅藤巴紋蒔絵合口拵(しゅためぬりこくもちふじどもえもんまきえあいくちこしらえ)は12成光の脇差拵と対。

14 県指定 刀 名物「岩切海部(いわきりかいふ)」 拵付

1口/長さ63.0cm 反り2.3cm/室町時代/稲員大蔵氏蔵

 中心(なかご)に「阿州氏吉作」の銘がある。作者の氏吉は阿波(あわ)(徳島県)の海部(かいふ)の刀工で、岩をもたち切るほどの鋭利さをたとえたのであろうこの名がつけられている。戦国時代の武将であった三好長慶(みよしながよし)はこの刀でもって活躍したが、後世黒田家の所蔵となる。

15 国宝 刀 名物「中務(なかつかさ)(桑名)(くわな)正宗(まさむね)」 拵付

1口/長さ66.9cm 反り1.7cm/鎌倉時代/稲員大蔵氏蔵

 徳川家康の家臣本多中務大輔(なかつかさたいふ)(忠勝)の官職名と居城があった桑名の地名からこの名がある。本多忠勝が徳川家康に献納、のち水戸徳川家、甲府綱豊(6代 将軍家宣)に移って将軍家所蔵となった。中心(なかご)に「正宗 本阿(花押)」と「本多中務所持」の、本阿弥光徳が鑑定した金象嵌銘がある。元来はもっと長い太刀であったと思われるが、すこし短くして刀とした。正宗のなかでも傑出した出来のものである。

16 重文 太刀 則重 拵付

1口/長さ71.3cm 反り2.3cm/鎌倉時代/稲員大蔵氏蔵

 中心(なかご)に「則重」の銘がある。則重は越中(富山県)の刀工で、現存する銘がある太刀(たち)は2口しかなくこれはその1口である。地肌に特徴があり、渦巻などはげしく模様があらわれており、これを松皮肌(まつかわはだ)(則重肌)という。これもまた寸をつめているが、やや反りが高い古雅な太刀姿である。

17 短刀 吉光 拵付

1口/長さ22.2cm/鎌倉時代

 中心(なかご)に「吉光」の銘があり、作者は山城の粟田口(あわたぐち)の刀工。

18 重美 張果老図鉄鍔(ちょうかろうずてつつば)

1枚/縦9.3cm 横8.7cm/室町時代

 「山城国伏見 金家」の銘がある。

19 大身鎗(おおみのやり) 名物「一国長吉」

1口/長さ43.0cm/室町時代

 黒田長政がこの鎗をもって武功をあげ、ついに筑前一国を手にいれたのでこの名がある。「長吉作」の銘があり、長吉は山城の平安城派の刀工。

20 大身鎗 名物「日本号」 拵付

1口/長さ79.2cm/室町時代

 黒田家の家臣母里太兵衛が福島正則のすすめる大盃を呑みほして手にいれたという。黒田節にうたわれた有名なもの。全長は321.5cm。作者不詳。

参考文献

『福岡市博物館所蔵 黒田家の甲冑と刀剣』 博物館のミュージアムショップで発売中。1,400円。

写真撮影 要 史康

休館日

開館時間
午前9時30分~午後5時30分
(入館は午後5時まで)
※7月20日(土)~8月25日(日)の金、土、日と8月12日(月祝)~8月15日(木)は午後8時まで(入館は午後7時30分まで)
休館日
月曜日(月曜が祝休日にあたる場合は翌平日)、12月28日~1月4日
※ゴールデンウィーク(4月28日(日)~5月6日(月・振休))と、お盆の週(8月11日(日)~8月18日(日))は休まず開館します。
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