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No.259

美術・工芸展示室

南蔵院寄贈 チベット仏教コレクション6-梵音具(ぼんおんぐ)の世界

平成17年3月29日(火)~平成17年9月25日(日)

二、様々な梵音具

(一)体鳴(たいめい)楽器
  打楽器のうち、楽器自体の震動によって音を発するものを体鳴(たいめい)楽器と呼びます。チベットで用いられる梵音具のうち、体鳴楽器に属するものの多くは金属でできており、中でもシンバルに似たブグチェル(縦ばつ)は読経の伴奏や楽曲のリズムを導く重要な役割を担っています。いっぽう、ティルブ(金剛鈴(こんごうれい))やティンシャグ(小銅(しょうどう)ばつ)は、祈祷の際に清らかな音で神仏を供養するのが本来の役割であり、むしろ法具としての意味あいが強い楽器といえます。


ブグチェル(縦ばつ)

ティンシャグ(小銅ばつ)


ラクガ(柄太鼓)

(二)膜鳴(まくめい)楽器
 打楽器のうち、張った膜の震動によって音を発するものを膜鳴(まくめい)楽器と呼びます。チベットで用いられる梵音具のうち、膜鳴楽器に属するものとしては大小様々な太鼓類があげられます。このうち、ラクガ(柄太鼓(えだいこ))はチベット独特の太鼓であり、手で持つための柄が付いており、持ち運びながら演奏することもできます。また、チャンテゥ(振鼓(ふりつづみ))は、デンデン太鼓のように、振って音を出す太鼓ですが、小型のものは人間の頭蓋骨でできています。


(三)気鳴(きめい)楽器
 管(くだ)の中にある空気を震動させ、空気自体を発音体とする楽器を気鳴(きめい)楽器と呼びます。チベットで用いられる気鳴楽器にはユニークなものが多く、例えば、ドゥンチェン(大笛)は2メートルを超える大型のラッパで、法要の開始や貴人の来訪などを知らせます。ギャリン(中笛(ちゅうぶえ))はチベットでは唯一の旋律(せんりつ)(メロディ)楽器であり、演奏には高度な技術が必要とされます。また、カンリン(骨笛(ほねぶえ))は人骨でできた笛であり、主に葬儀の際に用いられます。   (末吉武史)



カンリン(骨笛)

ギャリン(中笛)
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休館日

開館時間
9時30分~17時30分
(入館は17時まで)
※7月22日〜8月26日の金・土・日・祝日は20時まで開館(入館は19時30分まで)
休館日
毎週月曜日
(月曜が祝休日にあたる場合は翌平日)
※年末年始の休館日は12月28日から1月4日まで

Facata(博物館だより)

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