NHK大河ドラマ「北条時宗」関連企画 平成13年11月3日(土)~12月9日(日) 特別展示室A・B
( )内は、前売り、20人以上の団体および身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、シルバー手帳提示者の割引料金。 特別展示のお知らせ |
国宝 一遍上人絵伝 巻5 清浄光寺・歓喜光寺蔵(部分) [展示期間11月3日~11月11日] |
新安海底沈船引揚遺物 韓国・国立中央博物館蔵 |
重要文化財 黒漆塗革張兜鉢 大山祇神社蔵 [展示期間11月3日~11月25日] |
文永(1274年)・弘安(1281年)両度の蒙古襲来は、日本中を揺るがした重大な事件でした。この未曾有の対外的危機に、鎌倉幕府第8代執権として真正面から立ち向かった人物が、本展覧会の主人公・北条時宗(1251~1284)です。時宗はモンゴルの国書がはじめて到来した文永5年(1268)に弱冠18歳で執権に就任し、34歳で没するまでモンゴル問題に苦慮しています。まさに時宗の半生は蒙古襲来と共にあったと言えましょう。 この蒙古襲来の主要な舞台となったのが博多湾一帯です。 展覧会の会場となる福岡市博物館の付近からもモンゴル軍が上陸し、鎌倉武士と合戦を繰り広げました。市内の各地に残る元寇防塁をはじめとする元寇関連史蹟がその名残を今に伝えてくれます。 モンゴル軍が博多を目指したのは、当地域が古来より外国に対する窓口としての役割を担っていたからに他なりません。博多には外国から様々な文化や文物がもたらされました。市内の遺跡から出土する膨大な量の輸入陶磁器はその一端を偲ばせてくれます。 本展覧会では。13世紀における国際交流をテーマに、国宝4件・重要文化財40件を含む絵画・工芸品・古文書・考古遺物などに加え、海外からの関係資料をも駆使し、博多を舞台とした蒙古襲来と、北条時宗の生きた鎌倉時代の社会のあり様を紹介します。 《会期中、文化財保護のため展示替えを行います》
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新安海底沈船引揚遺物 韓国・国立中央博物館蔵 |
「敵国降伏」御宸翰 筥崎宮蔵 [展示期間11月27日~12月2日] |
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日蓮直筆 曼陀羅本尊 (日蓮髭題目) 本妙寺蔵 |
国宝 太刀 無銘 名物日光一文字 福岡市博物館蔵 |
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国宝 無準師範墨蹟(板渡しの墨蹟) 東京国立博物館蔵 |
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主催:福岡市博物館、NHK福岡放送局、NHK九州メディス、西日本新聞社 「北条時宗とその時代展」福岡展実行委員会 制作協力:NHKプロモーション 後援:文化庁、(財)福岡市文化芸術振興財団 協賛:ハウス食品、福岡茶道文化連盟、博多宗湛会、福岡東洋陶磁美術館 |
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