2002年2月9日(土)―4月7日(日) 観覧料:一般1,100円(900円)/高大生700円(500円)/小中生400円(200円) ( )内は前売り、20名以上の団体および身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、シルバー手帳、 西日本天神文化サークル、西日本文化サークル連合会会員証提示者の料金
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東西文明のであうところ。魅惑の都。遥かなるイスタンブール―。 アジアとヨーロッパをつなぐトルコ共和国最大の都市イスタンブールに象徴されるように、 現在のトルコの地「アナトリア」は、ヒッタイトやギリシア・ローマ、ビザンチン、 そしてオスマン・トルコなどさまざまな帝国と文明が盛衰し、 さまざまな民族と文化と宗教が交差した、 世界史の回り舞台ともいうべき壮大な歴史をもっています。 また宮殿と寺院と遺跡の国トルコは、ノアの箱舟、トロイの木馬、ミダス王伝説、アレクサンドロス大王の遠征、 聖母マリア最後の地、十字軍というように、神話と伝説に彩られた歴史絵巻の国、 そしてめくるめく美の王国でもあります。 本展は、7000年におよぶ時の流れの中で生み出された絵画、書跡、彫刻、工芸、染織、さらに様々な宝飾品など、 あらゆるジャンルから精選した600点以上を数える美の遺産によって、トルコの華麗なる歴史絵巻を描きだします。 そして、かの地では、美しきものは常に女性たちに捧げられました。 最古の女神をかたどった壷、愛らしいアフロディテ像、まばゆい宝石がちりばめられた冠や装飾品、 優美な文様の陶磁器、豪華な衣装など、アナトリアの人々は聖なる女性への憧れと信仰を常にいだき続けてきました。 この展覧会をご覧になれば、トルコのイメージが、オスマンの男性的なものから、 エーゲ海のごとき優美で華麗な女性的イメージへと変貌するでしょう。 さあ、歴史と美と女性の国に出かけましょう。 これは遥かなる国から日本のすべての女性に捧げる展覧会なのです。 |
キュタヒヤ窯女性図皿 18世紀 |
楔形文字粘土版 紀元前1900年 |
金銅製香炉 18世紀 |
金製花形頭飾 ヘレニズム時代 |
リディア王クロイソスの銀貨 紀元前568~546年 |
メフメット2世の金貨 1478年 |
青銅製孔雀形オイルランプ・ランプスタンド 6~7世紀 |
ベルベット製コーヒートレイ用カバー 19世紀 |
カリグラフィー用具一式 17世紀 |
書額(コーラン) 16世紀頃 |
女神形壷 紀元前5250~5000年 |
イスタンブール風景図脚付箱形容器 1897年 |
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主催/福岡市博物館・西日本新聞社・テレビ西日本・大トルコ展福岡実行委員会、大トルコ展実行委員会 後援/外務省、文化庁、トルコ大使館、福岡県、福岡県教育委員会、(財)福岡市文化芸術振興財団 福岡商工会議所、九州旅客鉄道、西日本鉄道、中国新聞社、西日本リビング新聞社、TVQ九州放送 CROSS FM、FM福岡、天神FM、LOVE FM、西日本天神文化サークル、西日本文化サークル連合会 協賛/富士通株式会社 企画協力/株式会社キュレイターズ 協力/トルコ航空 |
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