栄西禅師開創800年記念 Tresures from Kennin-ji, the Oldest Zen Temple in Kyoto 2002年7月20日(祝・土)-9月1日(日) ※ 文化財保護のために、展示品は展示替えを行います。展示期間にご注意下さい。(展示一覧) 一般1,100円(900円)/高大生700円(500円)/小中生400円(200円) ( )内は、前売り・20人以上の団体、および身体障害者手帳・ 療育手帳・精神障害者保険福祉手帳・シルバー手帳提示者の料金 |
国宝 「風神雷神図屏風」 俵屋宗達筆 特別公開:8月20日(火)~9月1日(日) |
赤絵十二支四神鏡文皿 奥田頴川作 大統院蔵(重要美術品) |
中国南宋(なんそう)から日本に禅と茶をもたらした栄西(ようさい・えいさい)。福岡とのゆかりも深く、2度中国に渡った際には、ともに博多湾(はかたわん)から旅立っています。2度目の渡宋(とそう)前には十年余にわたり博多湾西部の今津(いまづ)(福岡市西区)に滞在し、帰朝後は香椎(かしい)(福岡市東区)に建久報恩時(けんきゅうほうおんじ)、博多(福岡市博多区)に聖福寺(しょうふくじ)を建立しました。この栄西が、建仁(けんにん)2年(1202)、鎌倉幕府(かまくらばくふ)の2代将軍源頼家(みなもとのよりいえ)の援助を受けて、京都東山(きょうとひがしやま)の地に開いたのが建仁寺(けんにんじ)です。臨済宗(りんざいしゅう)建仁寺派の大本山で、室町(むろまち)時代には五山(ござん)の位に列しています。
建仁寺といえば、俵屋宗達(たわらやそうたつ)が描いた「風神雷神図屏風(ふうじんらいじんずびょうぶ)」がとても有名ですが、本坊や塔頭(たっちゅう)の方丈(ほうじょう)を飾っていた、海北友松(かいほうゆうしょう)の手になる桃山(ももやま)時代の水墨画(すいぼくが)も忘れることはできません。また中世には多くの名僧が住持(じゅうじ)をつとめ、「五山文学」と呼ばれる詩文や学問の中心となっていました。
この展覧会では、従来から知られる建仁寺の名宝だけでなく、近年の調査によって新たに見出された貴重な文化財を加え、京都最古の禅寺・建仁寺の歴史と文化を多面的に紹介します。
主催/福岡市博物館、建仁寺、読売新聞西部本社、FBS福岡放送、「京都最古の禅寺 建仁寺福岡展」実行委員会 後援/文化庁、(社)日本書芸院、福岡・佐賀・長崎・大分・熊本・山口各県教育委員会、(財)福岡市文化芸術振興財団、 NIB長崎国際テレビ、TOSテレビ大分、KKT熊本県民テレビ、KRY山口放送 協賛/味の明太子ふくや、九州電力、金剛、九州スタッフ、ニッセイ同和損害保険 協力/ヤマト運輸 |