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とくに考古学研究室の発掘資料や収集資料は、九州の標識遺跡の資料が大半であり、学史的に貴重な資料です。収蔵されている資料には、重要文化財などもありますが、何よりも生きた九州考古学の歴史あるいは大陸との交流史を学ぶ資料となっています。中山平次郎、鏡山猛、岡崎敬など九州大学の先人が築いた考古学と、今日においても失われていない資料的な価値の高さを知っていただけるものと思います。『魏志』倭人伝に記された世界や、北部九州の古代文化、さらには大宰府や鴻臚館といった、大陸に開かれた北部九州の古代を考古資料からお楽しみください。 |
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平成 16 年度九州大学総合研究博物館公開展示実行委員長 宮本一夫 |
展示内容 1. 九州考古学の先駆者 中山平次郎・鏡山猛・水野清一・岡崎敬・森貞次郎・永井昌文 2.倭人伝の道 ガヤノキ遺跡・塔の首遺跡・カラカミ遺跡・原の辻遺跡・大友遺跡・宇木汲田遺跡・中原遺跡・三雲遺跡・唐泊遺跡・藤崎遺跡・須玖岡本遺跡・板付遺跡・比恵遺跡・礫石原遺跡・原山支石墓・安国寺遺跡 3.古墳時代の北部九州の諸豪族 琵琶隈古墳・山隈窯跡・岩戸山古墳・番塚古墳・山ノ神古墳・箕田丸山古墳・花見古墳 4.古代の北部九州 太宰府・寺院・筑紫館 |