展示期間:6月28日(土)~8月31日(日) 休館日:毎週月曜日(但し7月21日は開館、22日は休館) 開館時間:午前9時30分~午後7時30分 ※但し日曜・祝日、6月中は午後5時30分まで ※入館は閉館の30分前まで 観覧料:一般 1,300円(1,100円)、高校生 900円(700円)、小中学生 500円(300円) ※( )は、前売り、20人以上の団体料金、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳またはシルバー手帳提示者の料金 | |
協賛: | |
主催:福岡市博物館、RKB毎日放送、西日本新聞社、「吉村作治の新発見!エジプト展」実行委員会 企画制作:RKB毎日放送 企画協力:アケト 監修:吉村作治 後援:早稲田大学、外務省、福岡県教育委員会、福岡市教育委員会、宗像市教育委員会、(財)福岡市文化芸術振興財団、西日本鉄道、JR九州、サイバー大学、熊谷組、九州電力、OBS大分放送、NBC長崎放送、RKK熊本放送、MRT宮崎放送、MBC南日本放送、毎日新聞社、朝日新聞社、読売新聞社 |
2005年1月に吉村作治早大エジプト探査隊により発見された青いミイラマスク「セヌウ」が全国を巡回し、日本中を席巻していた2007年1月、ダハシュール北遺跡から、「吉村作治調査隊が新たな未盗掘ミイラを発見!」というニュースが世界を駆け巡りました。エジプト考古学史上でも過去に例がないといわれる夫婦ミイラの発掘。その後も未盗掘木棺、黒い人形棺などが次々に発見され、さらに同年10月には、新たな親子ミイラの発見!という驚くべき快挙が成し遂げられました。この夏、カイロ博物館の希少なコレクションと共に、これらの未盗掘木棺を始め、吉村調査隊数々の発掘の成果が福岡において、世界初公開されます。 | |
ダハシュール北遺跡調査で2007年10月22日、新たなミイラを発見。ウイアイの墓のすぐ北に位置し、ミイラは未盗掘・未開封の人型木棺に納められていた。側面に描かれたヒエログリフから、この人物の名は「チャイ」、肩書きは「職人」で、ウイアイと同じであることが判明。さらに墓内の南側には、子供のミイラが箱型の木棺に納められた状態で同時に発見。親子のミイラ同時発見は例が少なく、吉村隊の発掘史上初のことである。 |
深さ3.6mのシャフトからは、2個の木棺が南北に分かれた部屋からそれぞれ出土。中王国時代第13王朝(セヌウと同じ頃)のもの。シャフトはセヌウの東隣に位置し、埋葬された人物は、木棺の文字から「セベクハト」と「セネトイトエス」という名の夫婦である。夫「セベクハト」には葬祭神宮の称号が付き、木棺の中の人型木棺にミイラとして入っていた。頭部には頭髪を象ったファイアンス製のビーズ装飾が施され、胸から足にかけても、色鮮やかな装飾とヒエログリフが描かれていた。妻「セネトイトエス」は、カルトナージュ製のマスクを被ったミイラで安置されていたが、そのマスクは破壊されていた。 |
国立カイロ博物館 エジプトの首都にある国立カイロ博物館はツタンカーメン王の黄金マスクをはじめ古代エジプト美術のコレクションでは、もちろん世界随一を誇ります。 今回の展覧会では吉村作治先生が新発見した未盗掘木棺とともに国立カイロ博物館所蔵の至宝70点を加え、「古代エジプトのミイラと死生観」をテーマに展覧会セットを組み立てます。 |