会期 | 2010年9月11日(土)~10月31日(日) |
開館時間 | 午前9時30分~午後5時30分まで(入館は午後5時まで) |
休館日 | 月曜日休館 月曜日が休日の場合は翌日休館 |
観覧料 |
一般1,300円(1,100円)、高大生900円(700円)、中学生以下無料 ( )は前売り、20人以上の団体料金およびシルバー手帳提示者の割引料金。身体障害者手帳、療育手帳および精神障害者保健福祉手帳提示者とその介護者1人は無料。本展チケットで常設展もご覧いただけます。 |
前売券発売所 | 前売り券はチケットぴあ(Pコード764-207)、ローソンチケット(Lコード81379)アクロスチケットセンター、福岡市役所地下政府刊行物センターほか主要プレイガイドで発売 |
主催 | 福岡市博物館、西日本新聞社、NHK福岡放送局、栄西と中世博多展実行委員会 |
特別協力 | 扶桑最初禅窟 安国山聖福禅寺 |
協力 | 船の科学館・海と船の博物館ネットワーク |
後援 | 福岡県、福岡県教育委員会、(財)福岡市文化芸術振興財団、聖福寺栄西会、 博多仙厓さんの会、福岡茶道文化連盟、福岡市菓子協同組合、博多織工業組合 |
協賛 | |
栄西像(寿福寺蔵、写真提供:奈良国立博物館、撮影:森村欣司) 建盞(福岡東洋陶磁美術館蔵)中世博多景観復元図:藤松興治 書:田川奈津 |
福岡市博物館は10月18日、開館20周年を迎えます。対外交流史シリーズ5回目となる今回は、日本における国際交流の拠点都市としてもっとも輝いていた中世の時代の博多を紹介します。
11世紀半ば、鴻臚館(こうろかん)での貿易が終焉を迎えると、交易の舞台は博多に移ります。古代の博多に終わりを告げ、新たに中世博多の歴史が始まります。その巻頭に大きな足跡を残した人物が栄西(ようさい)です。栄西は博多において活発に行われた国際貿易を背景に2度、中国に渡海します。この間、今津(福岡市西区)に十数年滞在し、密教に関する著述と布教活動につとめました。
栄西は、帰国後、博多に「扶桑最初禅窟(ふそうさいしょのぜんくつ)」聖福寺(しょうふくじ)を創建します。栄西は禅と茶を日本に広めた人物として著名ですが、密教僧としての側面、東大寺等の造営に携わった事業家としての側面等、多彩な才能を発揮しました。また、栄西が開創した聖福寺の門前の道路が中世都市・博多を貫通するメインストリートとなり、博多の街の骨格を形成しました。
本展は、栄西の多面的な活動の全貌を紹介する初めての展覧会です。国宝・重要文化財を含む約200件の工芸品・絵画・古文書・聖教(しょうぎょう)類・考古遺物等、貴重な文物を通して、栄西の生涯と、栄西の聖福寺創建にはじまる中世都市・博多が対外交流の拠点として栄えた時代を紹介します。
国宝・誓願寺盂蘭盆縁起(誓願寺蔵)[期間限定展示]
栄西スペシャル日本史テスト
【問】 下記の語群から栄西さんに関係のあるものを4つ選んでみよう。
①コーヒー ②金閣寺 ③太極拳(たいきょくけん) ④福岡県 ⑤禅 ⑥ヨガ ⑦東大寺 ⑧お茶
答えは下! 要チェックだよ!
会期中、会場前フロアで 「ようさいさんスペシャル プチマーケット」開催
茶も禅もここからはじまった! 展覧会限定オリジナル茶や九州のお茶、かわいい茶器、 福岡の銘菓を一堂に集め販売します。
★展覧会限定オリジナルブランド茶「喫茶養生茶」
ようさいさんは、『喫茶養生記』を書いて茶の効用を日本に紹介し、「茶祖」といわれています。
★展覧会限定オリジナルブランド茶「栄西茶」
茶処九州を代表する「八女茶」「知覧茶」「嬉野茶」の黄金比ブレンド。スッキリした飲み心地のなかに香ばしさが広がります。
★九州の銘茶
八女茶・嬉野茶・矢部茶・知覧茶等、九州各地の銘茶をあつめました。
★福岡の銘菓
お茶といえば、お菓子!
福岡の銘菓を一堂にあつめました。福岡市菓子協同組合さん協力。
記念講演会
(入場無料 事前申込不要 定員240人 開演30分前に開場)
①オープニング講演会「栄西と聖福寺」
開催日時 9月11日(土) 午後2時~午後3時30分
会 場 福岡市博物館 1階 講堂
講 師 細川白峰/ 第133世聖福寺住職
②特別展記念講演会「新発見資料からみた栄西」
開催日時 10月2日(土) 午後1時30分~午後3時
会 場 福岡市博物館 1階 講堂
講 師 末木文美士/ 国際日本文化研究センター教授
公開シンポジウム
(入場無料 事前申込不要 定員240人 開演30分前に開場)
開館20周年記念公開シンポジウム「東アジアのなかの中世博多」
開催日時 10月17日(日)午後1時~午後4時
会 場 福岡市博物館 1階 講堂
コーディネーター 佐伯弘次/ 九州大学大学院教授
基調講演 村井章介/ 東京大学大学院教授
「中世日本人の中国体験」
パネリスト 大庭康時/ 福岡市教育委員会文化財整備課
整備第一係長
「栄西が訪れた博多」
田上勇一郎/ 福岡市埋蔵文化財センター職員
「博多にもたらされた中国の焼き物」
堀本一繁/ 福岡市博物館主査
「“唐物流布の地”博多」
特別展記念“四頭(よつがしら)茶会”
禅寺で行われる独特な茶会を体験
開催日時 9月18日(土)~20日(月・祝) ①午後1時30分~ ②午後3時~
会 場 福岡市博物館 1階 講座室
参 加 費 茶券1,000円(菓子付き)
定 員 各回 定員36名
事前申込みが必要です。応募者多数の場合は抽選します
- 往復ハガキに①参加希望日・回、②氏名・年齢、性別、③住所・電話番号、④返信面に返送先を記入のうえ、
〒814-0001 福岡市早良区百道浜3-1-1「福岡市博物館 栄西展四頭茶会係」まで - ハガキ1枚につき1名様まで
- 応募締切 9月3日(金)必着
<応募方法>
特別展記念呈茶席(立札)
※会期中、9月18日~19日を除く土日(10時~16時 ただしお菓子がなくなるまで)に開催
福岡茶道文化連盟の7流派(表千家、裏千家、武者小路千家、南坊流、遠州流、宗?(そうへん)流、大日本茶道学会)による呈茶席
開催日・流派
9月11日(土)、12日(日) 宗?流
25日(土)、26日(日) 南坊流
10月2日(土)、 3日(日) 裏千家
9日(土)、10日(日) 遠州流
16日(土) 表千家
17日(日) 武者小路千家
23日(土)、24日(日) 大日本茶道学会
30日(土)、31日(日) 表千家
会 場 博物館1階 グランドホール
参 加 費 茶券 500円(菓子付き)
事前申込み不要
子どもたちによるお月見茶会
直方市内の小学生が、自分で作った茶椀を使ってお茶を点ててくれます。お菓子も子どもたちの手作りです。手作りのお菓子は数に限りがあります。お早目にどうぞ。
席 主:直方市茶道を通じた伝統文化を継承する会
開催日時:平成22年10月11日(月・祝)午前11時~午後3時(ただしお菓子がなくなるまで)
会 場:博物館1階 グランドホール
参加費:茶券500円(菓子付き)
事前申込み不要
八女茶口切りセレモニー
開催日時:平成22年9月23日(木・祝) 午前10時~
会 場:福岡市博物館 エントランス(正面玄関前)
内 容:今年の新茶を詰めた茶壺の口切りセレモニー。
口切りは、第133世聖福寺住職・細川白峰老師。
新茶のふるまいもあります。
フォーラム
日本のお茶と文化+食の大切さを考える!
「茶育でつくる子どもたちの未来」
(入場無料 事前申込不要 定員240人)
開催日時:平成22年9月23日(木・祝) 午後1時~午後4時15分
会 場:福岡市博物館 1階 講堂
内 容:基調講演「茶育のすすめ」
講 師:大森正司/大妻女子大学教授
農林水産省補助事業報告
パネルディスカッション「茶育でつくる子どもたちの未来」
コーディネーター:武井俊詳/西南大学副学長
パネリスト:細川白峰/第133世聖福寺住職
松延利博/JAふくおか八女組合長
徳永睦子/(社)世界緑茶協会顧問、
フードプロデューサー
栄西頂相(聖福寺蔵)
ようさいさん 門前市
八女茶や鹿児島のお茶、八女と鹿児島の農産物を販売します。
有田陶器市も出店!
開催日時:平成22年9月23日(木・祝)~26日(日)
午前9時30分~午後5時30分
会 場:福岡市博物館 エントランス(正面玄関前)
1階グランドホール
問い合わせ先 福岡市博物館 TEL 092-845-5011
日本史テストの解答
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全問正解者も正解できなかった人も、日本史探究のために展覧会へGO! 新しい知識の扉を開こう!! ちょっとシブイ博多の博学者に大変身!?できるかも。