名 称 | 福岡市博物館特別企画展「日本とクジラ」 ~博物館でホエールウォッチング~ |
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会 期 | 平成23年9月17日(土)~11月6日(日) | |
会 場 | 福岡市博物館 2階 特別展示室 福岡市早良区百道浜3-1-1 TEL 092-845-5011 FAX 092-845-5019 | |
開館時間 | 午前9時30分~午後5時30分まで(入館は午後5時まで) | |
休 館 日 | 月曜日 ※月曜日が休日の場合は翌日休館 会期中の休館日 9月20日(火)・26日(月) 10月3日(月)・11日(火)・17日(月)・24日(月)・31日(月) | |
主 催 | 福岡市博物館、西日本新聞社、TVQ九州放送、 日本とクジラ展実行委員会 | |
後 援 | 福岡県、福岡県教育委員会、NHK福岡放送局、 財団法人福岡市文化芸術振興財団 | |
協 力 | 船の科学館・海と船の博物館ネットワーク、独立行政法人日本芸術文化振興会 | |
協 賛 | 財団法人福岡文化財団 | |
観 覧 料 | 一般1,200円(1,000円) 高大生800円(600円) 中学生以下無料 ※( )内は前売り及び20名以上の団体料金、シルバー手帳提示者は前売り一般料金。身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳提示者とその介護者1人は無料。 会期中は、本展チケットで常設展示も観覧できます。 | |
チケット発売 | アクロス福岡チケットセンター、チケットポート(ソラリア・パルコ)、ローソン、チケットぴあ など ローソンチケット(Lコード:89343) チケットぴあ(Pコード:764-743) ※マリンワールド海の中道との特別限定割引セットチケット 2,500円販売は、 「福岡市博物館」と「マリンワールド海の中道」のみ | |
展示趣旨 | 日本では、すでに縄文時代からクジラは食料であり、骨や歯は道具の材料として利用されてきました。日本の捕鯨は、江戸時代に一大産業として発達しました。 この展覧会では、捕鯨の歴史と文化に焦点をあて、クジラと日本との関わりについて紹介します。また、大きさでは恐竜と並ぶ存在となったクジラの進化や鯨体の不思議を探ります。 本展では、世界初公開のアイヌが信仰したシャチの眼をはじめ、鯨屏風など数多くの九州初公開作品を展示します。1600万年前の原始クジラの化石も必見です。さらに、記念講演会、記念シンポジウム、アイヌの古式舞踊公演、ワークショップなど多彩なイベントを開催し、クジラにまつわる文化と歴史をたどります。 博物館一時休館前の最後の特別展です。ぜひご覧ください。 | |
展示構成 |
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【みどころ紹介】
ザトウクジラのジャンプ(写真展示)
(沖縄県座間味撮影、村田彰蔵氏撮影
体長13メートル。ブリーチング(ジャンプのこと)、スパイホッピング、ロブテイリングなどをおこなう。
パキケタス(複製展示)
(福井県立恐竜博物蔵)
5000万年前の最古のクジラ。2001年に四本の足をもつ完全陸生動物として報告され学会を驚かせたが、2007年に生活の大半を水中で過ごしていたと結論された。
土佐光則筆 「捕鯨図」(江戸時代、六曲屏風、大阪歴史博物館蔵)
現存する最古の捕鯨図。鯨銛を投げて捕獲する銛突捕鯨の様子が描かれている。
歌川国芳画 「大漁鯨のにぎわい」(江戸時代、勇魚文庫)
嘉永4年(1851)に荏原郡大井村御林町の浜辺に漂着した鯨の話題性を重視して急ぎ発行されたものではないかといわれる。
牧田牧陵筆「和歌之浦捕鯨図」(江戸時代、六曲屏風、個人蔵)
牧陵は、喜連川藩御用絵師。鯨の描写が写実的ではないことなどから、牧陵が実際に鯨を実見して描いたものではないと考えられる。
前田式三連捕鯨銃
(明治時代、太地町立くじらの博物館蔵)
明治36年(1903)、前田兼蔵は研究を重ね、ゴンドウクジラ用捕鯨銃を完成させる。三連の銃身から一度に3本の銛を発射することができる。
ギリシャ・ローマ時代の銀貨
(勇魚文庫)
シチリア(紀元前485~430年)。最古のクジラコイン。
勇魚捕唄
(2011年8月7日、鳥巣京一撮影)
この唄は、平戸市生月町では漁事、婚礼祝、新築祝その他の吉事の際に儀式としておこなわれるのが慣例となっている。その勇壮な声調は他に多くその比をみない。