平成4年6月2日(火)~7月12日(日)
1、福岡大空襲 | ||||
1945(昭和20)年6月19日午後11時11分、福岡市上空から焼夷弾攻撃が始まりました。20日午前O時53分までのおよそ2時間に、アメリカ軍の221機のB29から、約1,500トンの焼夷弾が投下されました。福岡大空襲の折に拾得された焼夷弾の破片や電探妨害テープなどを展示しています。 | ||||
1 | 焼夷弾(頭部) | 1945年 | アメリカ製 | 波多野聖雄氏寄贈 |
2 | 焼夷弾(体部) | 1945年 | アメリカ製 | 山形 洋氏寄贈 |
3 | 油脂爆弾 | 1945年 | アメリカ製 | 新貝重陽氏寄贈 |
4 | 電探妨害テープ | 1945年 | アメリカ製 | 松尾静子・美恵子氏寄贈 |
2、くらしのなかの戦時体制 | ||||
1941(昭和16)年12月8日、海軍の機動部隊がハワイの真珠湾海軍基地を奇襲、陸軍もまたマレー半島へ奇襲上陸を行ない、太平洋戦争が始まりました。しかし日本は、1931(昭和6)年の満州事変や、1937(昭和12年)7月の蘆溝橋(ろこうきょう)事件をきっかけに、宣戦布告のないまま、中国との戦争に突入していました。そのため人々の暮らしも少しずつ戦時色に染まっていきます。今回は雑誌の付録やポスターなど、国の力をすべて戦争に集中させる総力戦体制をとるために描かれたものを展示します。 | ||||
(1)子どもたちに | ||||
5 | 教育掲示グラフ第九集「軍艦長門見学」 | 昭和時代 | 大日本雄弁会講談社 | |
6 | 教育掲示グラフ第一〇集「軍用犬画報」 | 昭和時代 | 大日本雄弁会講談社 | |
7 | 皇軍慰問初笑ひあそび | 昭和14年1月1日 | 小学館 | |
8 | 帝国陸軍兵器大画報 | 昭和15年1月1日 | 大日本雄弁会講談社 | |
9 | 興亜ナカヨシスゴロク | 昭和16年1月1日 | 大日本雄弁会講談社 | |
10 | 雑誌「飛行少年」 | 昭和17年8月 | 大日本飛行協会 | 岡田 一氏寄贈 |
11 | 帝国軍艦写真帖 | 昭和時代 | 博文社 | |
12 | 少女物知り宝典 | 昭和13年8月1日 | 大日本雄弁会講談社 | |
13 | 皇軍慰問お人形帖 | 昭和13年8月1日 | 実業之日本社 | |
14 | 墨ぬり教科書 | 昭和時代 | 岡田 一氏寄贈 | |
(2)生活のなかで | ||||
15 | ポスター「国民防空展」 | 昭和時代 | 内務省・福岡県主催 | |
16 | ポスター「国民貯蓄は無尽で」 | 昭和時代 | 佐賀県無尽協会 | |
17 | 貼紙「選挙奉公銃後の家」 | 昭和時代 | 福岡県 | 郡田幹夫氏寄贈 |
18 | 貼紙「銃後国民の努め・防犯三則」 | 昭和時代 | 久留米警察署 | 郡田幹夫氏寄贈 |
19 | 定 | 昭和13年3月1日改正 | 嘉穂飯塚酒造組合・嘉穂飯塚酒類商組合 | |
20 | 定 | 昭和13年3月1日 | 上嘉穂酒類販売統制会 | |
21 | 特別報國債券 | 昭和17年12月 | 日本勧業銀行 | 安川令子氏寄贈 |
22 | 戦時貯蓄債券 | 昭和17年12月 | 日本勧業銀行 | 末信源蔵氏寄贈 |
23 | 戦時貯蓄債券 | 昭和18年6月 | 日本勧業銀行 | 末信源蔵氏寄贈 |
24 | 定期預金証書 | 昭和19年7月11日 | 横浜興信銀行大磯支店長より篠原雷次郎宛 | 篠原雷次郎氏寄贈 |
25 | 貯蓄券 | 昭和19年 | 大日本政府 | 安川令子氏寄贈 |
26 | 貯蓄券 | 昭和19年 | 大日本政府 | 安川令子氏寄贈 |
27 | たばこ「桜」(複製) | 昭和15年11月 | 専売局 | 日本たばこ産業(株)寄贈 |
28 | たばこ「金鵄」(複製) | 昭和18年 | 専売局 | 日本たばこ産業(株)寄贈 |
29 | たばこ「鵬翼」(複製) | 昭和19年 | 専売局 | 日本たばこ産業(株)寄贈 |
30 | 雑誌「飛行日本」 | 昭和17年9月 | 大日本飛行協会 | 岡田 一氏寄贈 |
31 | 菓子型「忠魂」 | 昭和時代 | 木製(桜材) | 森恍二郎氏寄贈 |
(3)兵士を支える | ||||
32 | ポスター「たのむぞ石炭」 | 昭和時代 | 軍需省・石炭統制会 | |
33 | ポスター「陸軍幼年学校」 | 昭和16年 | 教育総監部 | |
34 | 慰問箱 | 昭和時代 | 個人蔵 | |
35 | 恤兵絵葉書 | 昭和17年 | 陸軍恤兵部 | 中窪菊枝氏寄贈 |
36 | 軍事郵便 | 昭和時代 | ||
37 | 千人針のチョッキ | 昭和時代 | 古賀善一氏寄贈 | |
38 | 出征時の寄せ書(日章旗) | 昭和時代 | 古賀善一氏寄贈 |