平成4年7月14日(火)~8月30日(日)
▲「博多小女郎」をモデルにしたポスター |
(昭和10年10月、博覧会宣伝用ポスターの第2弾として製作されたもの) |
昭和11年の福岡 -博多築港記念大博覧会のころ-
昭和11(1936) 年の博多築港記念大博覧会は、第1期工事の竣工を記念して開かれました。3月25日から5月13日までの50日間におよそ161万人もの観覧者を集めたこの博覧会では、国の内外から当時の産業技術の粋(すい)を集めた様々な製品が陳列されました。この博覧会によって、福岡市は九州の拠点都市としての位置を強固にしていきました。またこの年に那珂川にかかる西大橋が架け替えられ、雁ノ巣(がんのす)飛行場が開場して、交通体系の充実がはかられました。市民はデパートで買物をし、映画や音楽会を楽しむなど、近代的な市民生活を営みました。
しかし翌昭和12年には日本と中国との戦争が始まり、戦時色の濃い時代となっていきました。
ここでは、その直前の市民生活の一端を紹介します。
▲「博多築港記念大博覧会全景図」 |
(上部は会場の鳥瞰図、下部は会場内の観覧順序図) |