平成17年12月13日(火)~平成18年4月2日(日)
福岡市の博物館の歴史
福岡市の最初の博物館である福岡市通俗博物館は通俗教育(社会教育)を目的としたもので、大正6年(1917)に大正天皇即位の記念館ともに天神に建設されました。収蔵品は3000点、蔵書は1000冊にも及びましたが、戦火を避けた疎開先で、昭和20年(1945)6月19日の空襲によってドンの大砲(昼を告げる大砲)等を除いて全焼してしまいました。
戦後、福岡市文化財保護条例の制定や埋蔵文化財発掘ブームを背景に、明治42年に建てられた日本生命保険相互会社福岡支店を利用して、昭和47年(1972)に福岡市立歴史資料館が開館しました。現在は福岡市文学館(赤煉瓦文化館)として市民に親しまれています。
古今珍物集覧 |
よかトピアから福岡市博物館へ
アジア太平洋博覧会―福岡'89は市制百周年を記念してシーサイドももち地区を会場に開幕します。博覧会開催以後、周辺も大きく変化し、アジア太平洋博覧会には懐かしさと時代の移り変わりを感じることができるのではないでしょうか。
福岡博物展覧会目録 |
アジア・太平洋の「みち・であい」を物語る展示を行ったテーマ館は、平成2年に「東アジアのなかの福岡」の位置づけを探ることを目的として、福岡市博物館として開館しました。開館して十五年を迎え、これからも博物館は東アジアの交流拠点としての福岡の歴史、文化を皆様に紹介していきます。
(菅波正人)