平成29年4月11日(火)~6月11日(日)
【写真解説】
1 能古見(のごみ)の土人形 牛乗り猿
佐賀県鹿島市で戦後に創始された郷土玩具。祐徳(ゆうとく)稲荷神社の参詣土産として現在も親しまれている。(昭和24年頃/市場直次郎資料)
2 蛸薬師(たこやくし)絵馬
京都市中京区永福寺(えいふくじ)では、本尊・蛸薬師にちなみ、古くから病気平癒を祈願して蛸の絵馬を奉納してきた。(昭和5年頃/市場直次郎資料)
3 三つ歯下駄
江戸吉原(よしわら)の花魁(おいらん)道中、京嶋原(しまばら)の太夫(たゆう)道中で履かれた黒漆塗りの三つ歯下駄。八文字(はちもんじ)と呼ばれる足運びがしきたり。(江戸時代/旧吉川観方コレクション)
4 看板「延齢五徳圓 調中蘓命丹」
神崎(かんざき)七日町(現・佐賀県神埼市)で製造された小児薬・胃腸薬の広告。伊万里の販売店に掲げられた。(明治時代/鶴久二郎旧蔵資料)
5 飛行機旅行雙六
博文館発行の「少年世界」第9巻第1号付録。少年が飛行機で世界一周をはたして凱旋するまでを描く。(明治43年/岡田一資料)
6 「趣味」創刊号
「趣味の振興と保存」を謳い創刊された雑誌。彩雲閣発行。日本における趣味という言葉の定着に寄与した。(明治39年/岡田一資料)