平成4年1月21日(火)~3月29日(日)
主な展示資料(期間中一部展示替をします)
航空写真
1、旧博多駅/昭和33年撮影
大博通りと博多駅/昭和63年撮影
- 博多駅
- 明治22年に民間の九州鉄道会社が開業。同42年には、ルネッサンス様式に建て替えられた。現在の駅は、昭和38年に祇園町から現在地に移転したもの。昭和50年には新幹線が乗り入れ、同58年には福岡市営地下鉄も同駅までむすばれた。
2、東公園/昭和28年撮影
東公園と福岡県庁/昭和63年撮影
- 東公園と福岡県庁
- 福岡に西公園ができたのに対抗して、博多の有志が明治9年に千代の松原を切り開いて東公園を造った。福岡県庁は、昭和56年に中央区天神から移転した。新しい官庁街を形成しつつある。
3、天神交差点/昭和28年撮影
天神交差点/平成元年撮影
- 天神
- 菅原道真を祭った水鏡天満宮が、天神という名前の由来。明治9年に福岡県庁が福岡城内より移転すると、警察署、市役所などができ官庁街を形成した。大正13年に九州鉄道の福岡駅(現西鉄福岡駅)が誕生。これにより福岡~久留米間が55分で結ぼれた。現在は大ビジネスセンター街となっている。
4、天神北(現天神4、5丁目)/昭和28年撮影
天神4、5丁目/昭和63年撮影
- 天神北
- 市内電車の循環線は、明治44年に開業(昭和54年市内電車全廃)。昭和62年には都市高速道路の天神北ランプがオープン。今後、都心とウォーターフロントとの中継拠点としての発展が期待される。
5、大名町/昭和28年撮影
大名界わい/昭和62年撮影
- 大名界わい
- 戦災で焼けた旧西鉄本社は、昭和25年に再建され、同37年に天神1丁目の福岡ビルに移転した。跡地には、同44年に西鉄グランドホテルがオープンした。大名町カトリック教会は、同61年にモダンな建物に生まれ変わった。
6、百道海岸/昭和32年撮影
百道浜/昭和63年撮影
- 百道海岸
- 元和4(1618)年藩主黒田長政が、福岡・博多などの町人に1軒1本ずつの松を植樹させ、百道(紅葉)松原とした。昭和40年代には海の汚染などで海水浴が中止された。昭和57年から着手された百道の埋立地では、平成元年にアジア太平洋博覧会が開催された。
7、室見川/昭和34年撮影
室見川/昭和63年撮影
- 室見川
- 室見川の上流には、大正12年に完成した福岡市最初の上水道専用の曲渕ダムがある。昭和40年以降の福岡市の人口増に伴い、急速な宅地開発により個人住宅や大型団地ができ、水田は減少した。
8、九州電力名島発電所/昭和28年撮影
東区名島/昭和63年撮影
- 名島発電所
- 九州電灯鉄道が大正9年から操業開始。同11年に東邦電力、昭和14年に日本発送電と名前が変わり、九電になったのは同26年。同35年まで営業された。昭和29年に名島の地先が埋め立てられ、同44年埋立地に城浜団地が建設された。
週刊誌
大正10年の『週刊朝日』、『サンデー毎日』の両週刊誌の登場は、戦後の週刊誌時代の先駆として注目される。第2次大戦後は、この2誌に『週刊サンケイ』『週刊読売』などが加った新聞社系週刊誌がまず活況を呈した。続いて、昭和31年創刊の初の出版社系週刊誌『週刊新潮』が登場し、以後出版社系週刊誌の創刊が相つぎ、週刊誌ブームが出現した。週刊誌の種類も、コミック誌をはじめ娯楽誌、スポーツ誌、大衆誌、女性誌など多彩化した。
1 | 週刊文春(創刊号) | 昭和34年4月20日発行 | 文藝春秋社 | 定価20円 |
2 | 週刊明星(創刊号) | 昭和33年7月27日発行 | 集英社 | 定価30円 |
3 | 週刊少年マガジン(創刊号) | 昭和34年3月26日発行 | 講談社 | 定価40円 |
4 | 週刊少年サンデー(創刊号) | 昭和34年4月5日発行 | 小学館 | 定価30円 |
5 | 週刊漫画サンデー(創刊号) | 昭和34年8月25日発行 | 実業之日本社 | 定価40円 |
6 | ベースボールマガジン(創刊号) | 昭和34年5月15日発行 | ベースボールマガジン社 | 定価40円 |
7 | 朝日ジャーナル(創刊号) | 昭和34年3月15日発行 | 朝日新聞社 | 定価40円 |
8 | 週刊公論(創刊号) | 昭和34年11月3日発行 | 中央公論社 | 定価20円 |
9 | 週刊サンケイ(創刊号) | 昭和27年2月14日発行 | 産業経済新聞社 | 定価20円 |
10 | 週刊新潮(創刊号) | 昭和31年2月19日発行 | 新潮社 | 定価30円 |
11 | 週刊現代(創刊号) | 昭和34年4月12日発行 | 講談社 | 定価30円 |
12 | 週刊生きる女性(創刊号) | 昭和35年8月4日発行 | 実話出版 | 定価40円 |