平成4年10月27日(火)~11月23日(月)
福岡は毎年恒例の大相撲のシーズンを迎えました。福岡では昭和30(1955)年、31年の大相撲準本場所が、32年から本場所(11月場所・九州場所)に昇格して、相撲熱はたかまる一方です。日本の相撲の歴史はふるく、『古事記』や『日本書紀』にまでさかのぼると言われています。はじめはスポーツではなく、農業の豊凶を占う神事からスタートしました。その後、平安時代の儀式「相撲節(すまいのせち)」を経て、江戸時代に職業的な相撲集団が発生しました。彼らが行なった「勧進相撲(かんじんずもう)」が、今日の相撲競技の原型を形成したと言うことができます。今回の展示では、幕末・維新期から今日まで、人々を魅了しつづける相撲(職業相撲)について、館蔵の資料を中心に、御観覧いただきます。