平成10年4月21日(火)~6月21日(日)
作品解説
蘭図 |
於多福図(部分) |
於多福国(おたふくず)
一般に少きんの自画像といわれるもの。少きんは「鼻が高く、豊かな頬があかいあなたはとても魅力的、まっ白な絹で口を覆って笑う姿はもっと魅力的よ」と言葉を添えている。
蘭図(らんず)
蘭の花と葉が、細く鋭く描かれており、勢いの良さが感じられる筆致である。賛には「花の香りが満ち満ちているなかで、国を憂い、もの思いにふけっている賢人はとても夢からさめそうにない」とある。
詩画巻(しがかん)
小きんの絵や漢詩が収録されており、特に絵については、山水図や四君子(しくんし)など、小きんの多岐にわたる画題が知られる。
詩画巻(部分) |