平成11年11月30日(火)~平成12年2月6日(日)
(15)虎(とら) | (16)大黒面 (だいこくめん) |
(福岡県立美術館蔵) |
(15) 虎(とら)
福岡市博物館 (高)10.5センチ
(16) 大黒面(だいこくめん)
福岡市博物館 (面長)9.0センチ 江戸時代(18~19世紀) 正木宗七ヵ
後ろ脚で体を掻(か)く姿を巧みにあらわした虎の置物と、独特の笑みを浮かべた小型の大黒面です。いずれも楷書で「宗七」の陰刻銘がありますが何代の作品かは不明です。宗七本人というよりは工房の作品とも考えられます。
(15)【底部陰刻銘】「宗七」
(16)【顎部陰刻銘】「宗七」
(17)陶片(とうへん)「烏帽子(えぼし)」 |
(福岡市埋蔵文化財センター蔵) |
(17) 陶片(とうへん)(烏帽子(えぼし))
福岡市埋蔵文化財センター 江戸時代(天保13年/1842) 正木幸弘(4代)
正木宗七が工房を構えた博多区祇園町から出土したものです。破片を接合すると烏帽子の置物であったことがわかります。裏面に陰刻銘があり4代宗七が最晩年に作ったことがわかります。
【裏面陰刻銘】「陶工正木宗七幸弘/作/・・三壬寅年/・・吉日/・・太神」(学芸員 末吉武史)
本展の開催にあたり太宰府市教育委員会の山村信榮氏、並びにご所蔵・関係各位より多くのご協力を賜りました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。