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No.155

黒田記念室

宗七焼

平成11年11月30日(火)~平成12年2月6日(日)

(10)女面(おんなめん)(福岡県立美術館蔵)
(10)女面(おんなめん)
(福岡県立美術館蔵)

(10) 女面(おんなめん)

福岡県立美術館 (面長)21.1センチ 江戸時代(文化3年/1806) 正木宗七(3代または4代)

 面裏の陰刻銘から制作年がわかります。鋭い上唇の形状や歪みをもつ表情は独特であり、単に能面を直摸したとは思えない味わいがあります。胎土表面に白い化粧土を塗り着色。面裏には箆(へら)で鋭い鑿(のみ)跡を表現しています。

【裏面陰刻銘・押印】「文化三年五月/正木宗七之作」「宗七」(長円印)


(11)べし見面(べしみめん)(福岡市博物館蔵)
(11)べし見面(べしみめん)
(福岡市博物館蔵)

(11) べし見面(べしみめん)

福岡市博物館 (面長)22.3センチ 江戸時代(18~19九世紀) 正木宗七

 田楽または狂言のべし見面(べしみめん)を摸したもので、独特の表情は騙(だま)し絵のように上下逆にしても顔に見立てることができます。面裏の状態は(10)の女面に共通するところがあり同じ手になることを思わせます。

【裏面押印】「宗七」(長円印)


(12)在原業平像(ありはらのなりひらぞう)(福岡県立美術館蔵)
(12)在原業平像(ありはらのなりひらぞう)
(福岡県立美術館蔵)

(12) 在原業平像(ありはらのなりひらぞう)

福岡県立美術館 (像高)55.0センチ 江戸時代(18~19世紀) 正木宗七

 華やかな彩色が施されており、床の間の置物であったと思われます。体部に暖色系の土を用いるのに対して首には木目の細かい白土を用いていることが注目されます。在原業平は六歌仙のひとりで、近世には絵画や工芸の意匠としてしばしば用いられました。

【像裏面押印】「宗七」(長円印)


(13)人形首(にんぎょうくび)(福岡市博物館蔵)
(13)人形首(にんぎょうくび)
(福岡市博物館蔵)

(13) 人形首(にんぎょうくび)

福岡市博物館 (高)(1)7.5センチ(2)8.0センチ 江戸時代(文政6年/1823) 正木幸弘(4代)

 何の人形か不明ですが表面に墨書があり、着色前の未製品と思われます。非常に木目(きめ)の細かい白土が用いられ目鼻や耳など極めて繊細に仕上げられています。表面はよく磨かれて下部には空気抜き、または胴体に挿すための孔が聞けられています。

(1)【後頭部墨書銘・押印】「文政六未年/・・高木禄内/・・多・人/・・ウン・・ヲ/仕立是」「正木幸弘」(方印)

(2)【首部陰刻銘・押印】「文政六未歳」「宗七」(長円印)「正木幸弘」(方印)


(14)炭形涼炉(すみがたりょうろ)(福岡県立美術館)
(14)炭形涼炉(すみがたりょうろ)
(福岡県立美術館)

(14) 炭形涼炉(すみがたりょうろ)

福岡県立美術館 (高)21.1センチ 江戸時代(18~19世紀) 正木宗七

 煎茶で用いる涼炉を木炭の形に作ったもので、大ききゃ構造から実用品と思われます。表面に燻(いぶ)しをかけ、炭の肌や節(ふし)のひび割れた質感を巧みに表現しています。炭の中に炭を入れるという酒落(しゃれ)を意図したものでしょうか。

【胴下部押印】「宗七」(長円印)


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pressrelease

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