平成22年8月17日(火)~10月24日(日)
志賀島渡船場の夫婦(昭和29年(1954)撮影) |
2 フクオカの郊外
フクオカに駐留した2人の米兵は、旺盛な好奇心を発揮して、農村や漁村などの人びとの様子を写真におさめています。
昭和30年ごろの米軍板付空軍基地(現福岡国際空港)周辺には、田んぼが広がっており、まずそこで必死にたくましく働く人びとを撮っています。
また、太宰府天満宮に参詣する人をはじめ、公園や渡船場などの人びとも撮影しています。
海水浴?をする子どもたち(昭和28年(1953)撮影) 志賀島渡船場近辺で、海に投げたコインを拾っている子どもたちを撮影。 |
農作業をする女性 (昭和30年(1955)撮影) |
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博多どんたくで踊る女の子 (昭和28年(1953)撮影) |
3 ハカタの祭りなど
戦後復興期の昭和30年ごろ、2人の米兵は、フクオカの人びととその文化に魅せられ、街へ、郊外へとでかけました。
フクオカでは、桜の花見や運動会などをカメラにおさめています。とくに、運動会は大濠公園内でおこなわれており、東西南北(地域別?)の4組に別れて競技を楽しんでいたことがわかります。
また、ハカタでは、博多どんたくや博多祇園山笠などに参加した人も撮っており、日本の祭りや花見などに、興味をいだいていたのでしょう。
博多祇園山笠中洲流の舁山(昭和30年(1955)撮影) 台上がり3人が水法被姿で博多一本締め。 |
大濠公園でおこなわれた運動会(昭和28年(1953)撮影) 気合いがはいった紅組の団長。組は、紅組の他に白組、黄色組、青組。 |